キャッシュレスの思わぬ弊害?!
キャッシュレス決済は活用すればするほど、ポイントがついたりしてお得になります。利用会社によっては、ポイントを運用するなどのオプションをつけるところも珍しくなくなってきました。
キャッシュレスとは?
まず、今さらではありますが、キャッシュレスとは何かを確認しておきましょう。
キャッシュレスとは文字通り「現金以外の手段でお金の支払いをすること」です。
クレジットカードやデビットカード、Suicaやnanaco、Edyなどの電子マネー、プリペイドカードとQR・バーコード決済など多岐に渡ります。
キャッシュレス決済3つの方法
1.前払いタイプ
事前に現金をチャージするタイプの支払い方法です。チャージした金額までしか支払いが出来ませんが、逆に言うと、使い過ぎてしまうことを防ぐ効果はあります。
2.即時払いタイプ
デビットカードなどがこれに当たります。即時払いの決済で、利用するとその直後に銀行から利用金額が自動的に引き落とされるようになっています。
3.後払いタイプ
クレジットカードなどは、後払いタイプの決済になります。利用金額が後日請求されるので、支払いの先延ばしが出来るのが使い勝手の良い点となります。
日本のキャッシュレス決済のこれから
国家施策で特にキャッシュレス化が進んでいる韓国をはじめとして、諸外国ではキャッシュレス化がかなり進んでいます。
日本国内では、2018年4月に経済産業省が「キャッシュレス・ビジョン」を策定しました。
企業や消費者の利便性向上や、キャッシュレスに慣れた外国人旅行客の購買機会の獲得の為、2025年までに、キャッシュレス決済を40%まで引き上げるというものです。
キャッシュレス決済の2つの落とし穴
まとまった現金が手元になかった時に便利だったり、ポイントが貯まったりして、お得なことが多いキャッシュレス決済ですが、デメリットも存在するのが事実です。
1.分割払い・リボ払いなどは借金?!
一括での支払いが困難な場合に、支払い回数を分割するのは非常に有効です。ただ一方で、その手数料に驚いたことはありませんか?
特に高額商品を購入する場合に、分割回数が多くなると月々の負担が軽くなりますが、その分、支払いの総額が高くなります。
2.未来のお金の支払いには、気が大きくなってしまう
人は、未来のお金よりも、現在手元にあるお金を重要視する傾向があります。
お財布から現金が出て行くことには非常に抵抗を感じるのに、キャッシュレス決済という手元にないお金が減っていくことに対しては臨場感が少なくなります。
思い切って買っちゃえ!という気持ちの大きくなる行動をしてしまいがちなのは、キャッシュレス決済の方が多いのです。
ちなみに、キャッシュレスを多用する筆者は、最近ではキャッシュレスに慣れすぎて、お財布の中が寂しいこともしばしば。。。先日もビジネスマンで若干密になっている店内で、現金が足りないことに気づいたランチ時に、知人に立て替えてもらいました。それもキャッシュレス決済の功罪のひとつかもしれません。
メリットもあれば、デメリットもあるのが世の常です。両方正しく把握して、賢いキャッシュレス決済生活をお過ごしください。