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SIMロック禁止の功罪?!

10月から、SIMロックが原則禁止されることになりました。

(「SIMロック」という言葉がピンとこない方は、ちょっと解説しているので、前回記事をご覧ください。 )

前回は良いことばかりしか書いていませんでしたが、光があれば、影がある!

デメリットになりうることも考えられるので、その部分に触れていきたいと思います。

 

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過去の印象的なキャリアオリジナル端末

さて先日、SIMロックを10月から原則禁止する方針が明らかにされました。そのことにより、携帯会社の乗り換えが非常にカンタンになり、自由度が高まります。

しかしその一方で、ちょっと立ち止まったことがあります。それは、携帯端末のオリジナリティに関すること。時代はずいぶんと遡りますが、現在のソフトバンクの前のボーダフォンの前のJ-フォンの頃。(たぶん20年近く前!)待ち受け画面にオリジナルキャラクターの「まめぞう」君が住んでいる機種を持っていました。まめぞう君がちょこちょこ動いたり話したりして、ものすごく愛着を持った機種だったので今でも強い印象を持っています。

全くわからない方の為に、デンソーエスアイさんが「RFID」の説明中にまめぞう君を登場させていたのを発見したので、引用しておきます。

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https://smilemobile.hatenablog.com/entry/simlock

それからちょっと時代が近くなって、auの「INFOBAR」これはめちゃくちゃカッコよく、スタイリッシュでした!私は当時、J-フォンボーダフォンソフトバンクか詳細は不明ですが、そのいずれかだったので、憧れの眼差しで「INFOBAR」を横目で見つめていました。

INFOBAR」に関しては、公式さんのページを貼っておきます。

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https://smilemobile.hatenablog.com/entry/simlock

この機種も衝撃的な登場だったので、この機種のためにキャリアチェンジした人もいたのではないかと推測します。

 

つまり、SIMロック禁止になると何が起こるの?

さて、前置きが随分と長くなってしまいましたが、そういうことです。キャリア独自のオリジナル端末に力を入れたところで、端末だけ購入されてもビジネスモデルとして成り立ちにくいでしょうから、第二のまめぞう君は期待出来なくなる可能性が非常に高いです。

ちなみに、まめぞう君の生存していた頃は、端末の料金自体は、ほぼタダみたいなものでした。キャリアを変えるのは面倒でしたが、機種変更は現在よりも費用がかからず、気軽にしていた記憶があります。

せっかくのキャリアオリジナル端末を、簡単に他社の回線で使われてしまうということは、キャリア間の端末のラインナップ競争は今後見られないであろうということです。

非常に残念ではありますが、時代の変遷と捉えるべきでしょうか。

何れにしても、まめぞう君の生みの親のデンソーさんは、携帯端末の製造からは撤退してしまっているので、まめぞう君の復活は望めませんが。。。